Vol.4
2020年05月04日
真菰って知ってる? 霊草の真菰だよ。マコモを育ててみたらどう?

この田んぼ、畑、里山は、亡き父からの大きな大きなギフト。
2019年は、単なるお試し期間でした。
草刈りをして、ミニ菜園に満足したフリをしていただけです。
広大な土地があることを、ようやく"良き産物"に受け取れるようになっただけです。
田舎には"しきたり"があります。
畑としてもその田に水を引き込むには、水利組合の許可も必要になります。
隣の田んぼ、水を引き受けとる田、水を送り出す田があります。
父の代は、父が地域のことに尽力し続けたので村の人は父の話をいつも熱心に聴き、隣組としてもまとまっていました。
私は父が存命の時に「引き継いだ」訳ではありません。どちらかと言うと、「我関せず」のスタンスを取っていました。「いつかは引き継がなければ。。。」が、『こんなタイミングで来るとは、、、』などという言葉に変わることから理解できるように、私は本当に父に甘えていました。
ひとつ言い訳できるなら、父に危機管理を申し出ることより、父が最期の時までやりたいようにしてもらうことを優先しただけです。
そんな私には、村デビューは初めから大きな顔などはできません。
父は村の長老として尊敬され慕われていたことはよく知っていました。

葬儀の際にも、喪主を努めた私に親身に言葉をかけてくださったことも、すべて父の置き土産です。
私が、私たちのチームが、この田、畑、里山と上手に付き合えるのか?!
村に受け入れてもらえるのか・・・
はじまってもいない物語でした。
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