Vol.2

2020年05月02日

真菰って知ってる? 霊草の真菰だよ。マコモを育ててみたらどう?

草を刈ることから始めました。いえ、、、草を刈ること意外にできることはありませんでした。


「とにかく、何かからはじめなきゃ・・・」


有難いことに、私には仲間がいました。仲間がその想いに賛同してくれました。

「オーリー会長が大事にされた場所は、私たちの大事な場所でもあります!」

申し出はとにかく嬉しかったです。


しかし「他人が山に入ることは大丈夫なのか?」「山の神々たちの想いはどうなのか?」「今安家御先祖様は受け入れてくださるのか?」そんな想いも同時に湧いてきましたが、『行ってみるしかない!』想いが勝ちました。


初めて手にした草刈機は、私の味方になってくれました。

鎌、鍬にいたるまで、すべて道具たちの方から心を寄り添ってくれたように感じました。

「迎えてくれた・・・」安心しました。それと同時に『あいつらが来たときは、おまえが助けてやれよ!』父が道具たちに伝えていてくれた!とまで感じました。

腰の高さほどに育った雑草たちは、「この土地をいままで守っていたよ」といわんばかりに意外にも素直に道を開けてくれました。

ようやく土が見えました。

"ふわふわの土"は、父が愛情込めて耕し続けた証でした。

土が元気!なので、雑草たちもイキイキしています。

前述の『主人を失くした場所たちは、我主人とし勢いを増して生きているようにみえました。』は間違いで、

『主人の想いに報いよう!生きるんだ!』ということだったのでしょう。

今安 理という人は、人情に厚く人様を大事にします。山、田、畑にいるモノたちにも厳しくも深い愛情を与えていたのです。

ですが、ここはあまりに広すぎます・・・

正確にどれほどの広さになるのでしょうか・・・

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